生き抜くということ~第六回例会延期のお報せに添えて~

新潟県立がんセンター新潟病院 今井 洋介

新型コロナウイルスの感染拡大はいまや全世界にわたり、罹患された沢山の方はいまこのときも必死の闘病を続けられています。

必死の治療、ご家族の祈りもかなわずお亡くなりになられた方々に心より哀悼の意を申し上げます。

この原稿を前にしております4月2日現在、未だに日本国内での感染者数は日々増加の一途をたどっており、収束の兆しはたっておりません。

新潟いのちの物語をつむぐ会は、集まった一人ひとりが膝を交え、自由闊達な意見交換をすることを最も重んずる会です。

現在の状況ではつむぐ会の本来の形のままでの開催は困難と判断し、5月31日に、新潟市中央区の光林寺にて開催を予定しておりました第六回例会を、約1年程度を目途として延期する決定を致しました。

既にご予定をあけてくださっていた方々におかれましては誠に申し訳ございません。

書面にて恐縮ですが、深謝申し上げます。

情勢を鑑みながら、新たな日程が決まり次第お伝えさせていただきますので、しばしお待ちください。

ウイルス感染を広げない最も良い方法は人と人との接触を断つこととされています。

しかしながら、孤立、孤独は人間を最も弱くする側面も持ちます。

目に見えないウイルスの中で生きていくためには、人と人との間での支えあいは不可欠です。

つむぐ会のメンバーは、語り続けることをやめません。

今の状況下で大切と思うことを言語化し、紡いで、会員の皆様と共有します。

それは、ニューズレターやホームページを通じてのことかもしれません。

また、もっと他の方法をご提示できるかもしれません。

今だからするべきこと。

また、今だからこそできることを発信させて頂きます。

会員の皆様からのご意見、ご要望を頂ければ大変有難いです。

今後とも何卒、新潟いのちの物語をつむぐ会をよろしくお願いいたします。